ユーカリが丘に新たな特別養護老人ホーム「ユーカリゆうとの杜」
2021年3月1日、山万グループの社会福祉法人「ユーカリ優都会」が特別養護老人ホーム「ユーカリゆうとの杜」をオープンいたしました。ユーカリ優都会はこれまで、ユーカリが丘において住み慣れた街で末永く暮らしていただけるように、ご利用者様の身体状況に合わせて施設を選ぶことのできる様々な介護サービス、医療サービスを計画的かつ段階的に整備してまいりました。
特別養護老人ホーム「ユーカリゆうとの杜」は100床・全室個室のユニットケア方式を採用しており、ご入居者が1ユニット(10名)ごとに職員と家族のような顔なじみの関係を築き上げてケアを行います。これまでの介護施設運営で培ったノウハウを取り入れ、ご入居者の生活リズムに合わせて、家庭的な雰囲気の中で、真心を込めた日常生活支援を行います。
建物は、ご入居者の「終の住処」にふさわしい高級感を感じるエントランスホールと、家庭的な温かさを感じる明るい居住スペースをご用意し、長年住み慣れたご自宅を離れてご入居する介護施設として、安心して、「この施設で生活をしてみたい」と思っていただける施設運営を目指します。
なかでも、全ユニット10ヵ所に設置した個別浴槽は、ご入居者のプライバシーを確保し、衛生管理の徹底と、入浴支援の安全性を確保するため、ご入居者の身体状況に合わせたお風呂をご用意しております。そして、安全にご入浴をしていただく上で、ケアスタッフ教育の充実とともに、ケアスタッフの効率的な動きを想定した配置を設計に取り入れ、体制を整えています。さらに、機械浴室には大きな窓を設置し、横になられたままで自然豊かな眺望をゆったりとご入浴を楽しんでいただけるように工夫しました。介護浴室、一般浴室からは光が差し込む中庭を望むことができ、開放的な空間を確保しました。
また、施設に入居されても、家族や地域の方々とのつながりを感じ続けることができる施設環境をテーマに、誰でも気軽に立ち寄ることのできる「杜のカフェ」を1階にご用意しました。ご家族やご友人とオシャレなカフェでコーヒーを飲みながら談笑することのできる地域交流スペースとなっています。
さらに、「福祉の街」の中央部に広がる約3,000坪、日本最大級のケアガーデン「みんなの庭」が目の前に広がり、ダイバージョナルセラピー※1の思想を取り入れた自然や動物との触れ合いを通じて五感を効果的に刺激する空間を楽しむことができます。
今回の特別養護老人ホーム「ユーカリゆうとの杜」は、これまで整備してまいりました在宅復帰を支援する介護老人保健施設「ユーカリ優都苑」、県下初の幼老統合ケアを実施する学童保育併設型グループホーム「ユーカリ優都ぴあ」、介護付き有料老人ホーム「ミライアコート宮の杜」、在宅介護生活を支える「ユーカリが丘在宅支援センター」、重症化した高齢者医療を受け入れによって下支えするだけでなく、訪問診療も行う「南ヶ丘病院」といった様々な施設・サービスと連携することにより、全国に先駆けて、ユーカリが丘(志津北部圏域)の地域包括ケアシステムが一通り社会実装されることになります。
※1:オーストラリアで50年程前に始まったケアの思想のこと。高齢や障がいのために心身の活性が低下、または認知症を伴う人に対し、その人のもてる可能性を見つけて自らの存在感と自信を取り戻せるように援助し、楽しさや幸福感の方向へ気持ちの転換を図るセラピーのこと。
【特別養護老人ホーム「ユーカリゆうとの杜」】
TEL:043-309-8837