日本ダイバージョナルセラピー研究所


オーストラリアで始まったケアの思想と実践で、ダイバージョン(Diversion)は直訳すると「気分転換・気晴らし・道をそれる」の意味がある。すなわち「高齢や障害のために心身の活性が低下、または認知症を伴う人に対し、その人のもてる可能性を見つけて自らの存在感と自信を取り戻せるように援助し、楽しさや幸福感の方向へ気持ちの転換を図る。あるいは道を拓くセラピー」のこと。

社会福祉法人ユーカリ優都会では「ユーカリ優都苑」「ユーカリ優都ぴあ」でダイバージョナルセラピーを採用したプログラムを実践している。また、日本ダイバージョナルセラピー研究所では日本でのダイバージョナルセラピストの育成・資格制度の創設に取り組んでいる。

ダイバージョナルセラピーの実践の場として、福祉の街には約3,000坪もの広大な庭がある。ここでは施設に入所している方や通所している方が家族と一緒に散歩をしたり、時にはピクニックのようにお弁当を広げたりしている姿が見られる。

公園内は5つのゾーンで構成され、四季折々の草花や樹木を楽しめるのはもちろんのこと歩行訓練などのリハビリ、車椅子の方でも世話ができる花壇、野菜を収穫できる家庭菜園、動物と触れ合えるアニマルセラピーエリアなどさまざまなメニューがある。

 

ダイバージョナルセラピーの実践
●園芸セラピー…草場や野菜を植え、その成長を楽しみ、それを収穫したり加工することで適度な運動によるリハビリ効果はもちろん、心身のバランス、自然治癒力の向上が期待できる。
●アニマルセラピー…動物に触れ、共に戯れることは人間からは得られない癒しを感じることができ、動物に声をかけたり身体で触れ合う刺激により、発声のリハビリや心身の活性を取り戻す効果がある。
●ドールセラピー…赤ちゃんを大切に思う心は誰もが共有できる。赤ちゃんのような感触の人形をパートナーとして、存在感や充実感が生まれ、心の安定につながる。
●音楽セラピー…好きな歌を歌ったり、楽器を演奏したりすることは呼吸機能の強化や指先のリハビリになるほか、合唱や合奏では参加者の間で連帯感や他者への配慮、達成感が生まれる。
●センサリールーム…「五感に心地よい刺激を体験することによって、生活に変化を生み、ストレスを癒し精神的安定を得る」ための設備をアレンジした特別な部屋を用意している。

所在地:千葉県佐倉市青菅1010-15
電話番号:043-460-7117
 http://yutokai.yukarigaoka.jp/therapy/index.html