2013年12月25日

  わがまち 第55号 1面  
   
  ▲(仮称)順天堂大学ユーカリが丘キャンパスの設置が予定されているユーカリが丘駅北口駅前東側エリア(点線部分)を望む  
     
     

 

平成25年も、いよいよ残りわずか。日本漢字能力検定協会は、「今年の漢字」を「輪」と発表しました。去る9月7日、2020年夏季オリンピックが、56年ぶりに東京で開催されることが決定したことや、各地で相次いだ台風災害や東日本大震災の支援の「輪」が広がったことが、主な理由と聞けば、納得がいきます。

 さて、わがまちユーカリが丘にも、師走に入って、大きなニュースが入ってまいりました。佐倉市議会11月議会でも取り上げられたため、まちの話題として多くの問合せが寄せられている順天堂大学誘致について、山万株式会社他に取材しました。

 

 佐倉市議会11月議会にて

 

12月2日、佐倉市議会最大会派であります、「さくら会」を代表して、山口文明議員が、昨年11月定例会において、順天堂大学の誘致に関する意見書が採択されたことに対して、その後の順天堂大学との協議の進捗について、蕨市長に質問されました。

蕨市長から、「11月19日に順天堂大学小川理事長から新たにスポーツ健康科学部の拡充を検討している事や、3学科の2年生から4年生まで870人が利用する新キャンパスを設置したいとの意向が示された」旨の回答がありました。

また、同日、公明党小須田稔議員からも、「街づくりの上からも改めて順天堂大学を誘致すべきであり、市民にとってプラスになることは明らかである。市長の勇気ある決断で万難を排し知恵を出し合って誘致実現に向け全力で取り組んで頂くことを強く期待する」として、同様の質問がなされました。

 

翌12月3日には、「さくら会」桐生政広議員の一般質問の冒頭で、11月25日の議会初日の蕨市長からの報告内容について、具体的に報告がなされました。桐生議員の報告は、「市長から11月25日に、順天堂大学誘致について報告を頂きました。それによりますと、大学の理事長から佐倉市へ進出したいとの正式な表明がなされたとのことであります。

内容として、山万株式会社から3,000坪の土地の無償譲与を受け、キャンパスを建設する。ついては容積率の変更をお願いしたい、など3点の要望があったとのことであります。

これに対し、市長から(1)多額の支援は困難である(2)市民に納得のいく説明が必要である(3)早く具体案を示して欲しい、とのことでした。さらに、さくら会、公明、みんなの党の3会派として29日、順天堂大学から島内スポーツ健康科学部副学部長及び細谷総務局長の二人をお招きして、話を伺いました。

それによりますと、(1)佐倉市へ進出したいこと(2)今後は、佐倉市・佐倉市議会・山万株式会社及び順天堂大学の4者による協議で話しを進めたい、とのことでありました。

議会は、平成24年12月に誘致促進の決議をしてから、ようやく前に向かって動き出したことは、遅きに失したとはいえ誠に喜ばしい限りであります。

どうぞ1日も早く全国へ向かって、近代医学発祥の地「東の佐倉」と胸を張って大きな声で発信できる日が来ることを心から願っております。」との内容でありました。

 

「輪」をもって実現を!

 

千葉県下においても、佐倉市は少子高齢化の進捗度が高く、2035年には佐倉市の人口が2割減少してしまうといったデータもあるとのこと。そういった中で、佐倉に縁のある「順天堂大学」が佐倉回帰をし、870名の学生を擁し、わがまち「ユーカリが丘」駅前に新キャンパス設置構想を発表したことは、ユーカリが丘だけでなく、佐倉市全体の活性化に向けて大変重要な意味があるものと思われます。スポーツ健康科学部の学生だけでも2,000名余りの若者が佐倉市内を行き交うことによる経済波及効果も絶大なものとなることでしょう。順天堂大学と佐倉市が連携することによって、「地域のための大学」として、順天堂大学を中核とした「地(知)域ネットワーク」を構築して行くことが、佐倉市全体の永続的な発展に必要不可欠だと思います。

 

今こそ、佐倉市、佐倉市議会、順天堂大学、山万株式会社、そして何よりも市民(住民)との『輪』が求められていると実感した取材でした。