2015年04月16日

2015年4月に佐倉市長選挙が実施されるに伴い、「佐倉市長選挙公開討論会」が、15日(水)、佐倉市民音楽ホールで開催されました。主催は(公社)佐倉青年会議所。

冒頭の主催者挨拶で、佐倉青年会議所の佐久間亮理事長は、「今年は公開討論会を開催する予定はなかったが、選挙が近づくに連れて、自分が選挙に行って1票投じても何も変わらないという声を聞き、開催を決定した。今回の討論会で、各立候補予定者としっかり向き合い、将来を託す佐倉のリーダーを自ら選択する場にしてほしい。」と挨拶しました。

 

公開討論会には、佐倉市長選挙に立候補を予定している、蕨和雄氏(65)、西田譲氏(39)、宇田実生子氏(50)の3氏が出演。進行役であるコーディネーターは、経済アナリストの池田健三郎氏が務めました。

公開討論会では、各候補者が「自己紹介と現在の市政評価」「自己の重点政策」「少子高齢化問題」「安心安全と街の活性化」「公共サービスのあり方」などについて活発な討論を行いました。

順大誘致問題 見解に差

公開討論会

「佐倉市長選挙公開討論会」の様子。
(右)市長選立候補予定者
(左)コーディネーターの池田氏、佐倉青年会議所の佐久間理事長

今回の佐倉市長選挙の大きな争点の一つとなっている順天堂大学の佐倉誘致についても討論が行われ、3氏が持論を展開しました。

 

蕨氏は、「順大誘致に反対する人は誰もいないと思う。ただ、計画の具体的根拠となる資料が未だ提出されておらず、パブリックコメント等の手続きを経ると意思決定には8ヶ月はかかる。2月末までに誘致の意志についての回答を順天堂から求められたが、スケジュールとして無理がある。順天堂から話のあった進出に伴う24億円の補助金については、国交省に提出できる材料がないが、平成27年7月ころに概算要望して平成28年中の事業採択を目指したい。順天堂とは、選挙後に協議を重ねたい。」と話しました。

 

これに対し西田氏は、順大誘致を自身の公約の「一丁目一番地」としたうえで、「順天堂理事長とも面会したが、現市長の元では佐倉には進出しないと順天堂側は明言している。有名大学の誘致は、佐倉が地域間競争に勝ち抜くために必要なことであるにも関わらず、今までの佐倉市の対応によって順天堂と市との信頼関係は完全に崩れてしまった。」として、現在までの市の誘致に対する対応を批判した上で、すでに順天堂と具体的な接触を進めていることを明らかにしました。
補助金の問題については、「24億円の補助金は決まった金額ではない。順天堂は何度も金額算定の協議を求めているが、市は一向に協議しようとはせず、それが信頼関係の崩壊につながった。補助金の金額については、今後交渉を重ねていきたい。」と話しました。

 

少子化対策を再重点政策に掲げる宇田氏は、蕨氏が28年中の事業採択を目指すとした見解を示したことに対し、「蕨氏は「27年7月に概算要望を出す」というが、自身の答弁したスケジュールと矛盾がある。順大誘致の方向性について態度があいまいである。」としたうえで、「順大誘致の問題は、市民に何の説明もないまま進んでいる。市民の声を聴いた上で是非を決めるべきだ。」と話しました。

 

現職の任期満了に伴う佐倉市長選挙は、2015年4月19日(日)に告示され、4月26日(日)に投開票されます。

 

※今回開催された「佐倉市長選挙 公開討論会」の様子は、主催者である(公社)佐倉青年会議所の許諾に基づき掲載しています。